2023/12/28
こんにちは。
けいこくの森動物病院の獣医師 日塔です。
今回は破折(欠けてしまった)歯の保存修復を行なった症例をご紹介します。
3歳のトイプードルちゃんの症例ですが、最も重要な歯である上顎第四前臼歯と呼ばれる大きな歯が欠けていました。
おそらく、鹿の角や蹄など固いものを噛んで欠けてしまったのでしょう。
↑処置前 欠けてしまった第四前臼歯 (点線で囲まれた範囲が欠けています)
放置すると、痛みを感じたり、お口の中のばい菌?が感染してしまう可能性があります。そうなると、歯を抜かなくてはなりません。
そうならないためには、早急な治療が必要です。
今回のトイプードルちゃんは、年齢が若いことや、歯の中の神経が表面に出ておらず、感染している様子がなかったため、温存治療の適応となりました。
歯が欠けた部分をレジンで覆い、歯の内部への感染を防ぐ治療を行いました。
↑処置後 修復後の第四前臼歯
このように非常に綺麗に、歯の修復を行うことができました。
ワンちゃんの歯は硬いものを噛むと比較的簡単に欠けてしまうので、硬いものを噛ませないことが重要です。
また万が一、欠けてしまった歯に対しても、抜歯以外の温存治療を行える可能性があります。お早めにご相談ください。
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷
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