けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

TEL:03-3704-1014

〒158-0082 東京都世田谷区等々力1-34-18

けいこくの森動物病院

前足や後ろ足を舐め続けている・・・それは肢端舐性皮膚炎(したんていせいひふえん)かも

  • HOME
  • ブログ
  • 病気について
  • 前足や後ろ足を舐め続けている・・・それは肢端舐性皮膚炎(したんていせいひふえん)かも

こんにちは!世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です。🌳

今回は急な行動の変化や、運動や知覚に障害の起こる肝性脳症についてご紹介します。

肢端舐性皮膚炎(したんていせいひふえん)とは?

犬や猫が前足や後ろ足を繰り返し舐め続けることで、皮膚が赤くなったり、炎症を起こしたりする病気です。

ひどくなると、毛が抜けたり、皮膚が硬くなったり、傷が化膿してしまうこともあります。

 

原因について

この病気の原因は、大きく分けて3つあります。

 

ストレスや退屈からくるもの

犬や猫は、寂しさや退屈を感じると、気を紛らわすために自分の体を舐めることがあります。

例えば、以下のような状況が当てはまります。

 

・お留守番が長く、寂しさを感じている

・運動不足でストレスがたまっている

・引っ越しや家族の変化など、環境が変わった

 

痛みやかゆみが原因

・関節炎などで足に痛みがある

・アレルギーや皮膚病でかゆみがある

・神経の異常で違和感を感じている

 

このような場合、舐めることで痛みやかゆみを紛らわせようとすることがあります。

 

舐めることが癖になってしまう

最初はストレスやかゆみが原因だったとしても、舐めることで安心するようになり、次第に癖になってしまうことがあります。

すると、舐める行為が習慣化してしまい、やめられなくなってしまうことがあります。

 

どんな症状が出るの?

 

同じ場所をずっと舐める

皮膚が赤くなり、毛が抜ける

皮膚が硬くなったり、黒ずんだりする

傷ができてしまい、膿んでしまうこともある

 

症状が進行すると、舐めるのをやめても治りにくくなることがあるため、早めに対処することが大切です。

 

治療と対策

 

肢端舐性皮膚炎は、原因に応じた治療と対策を行うことが重要です。

 

ストレスが原因の場合

 

運動や遊びの時間を増やす(散歩やおもちゃで気を紛らわせる)

スキンシップを増やして安心させる

環境を整えてリラックスできるようにする

 

痛みやかゆみが原因の場合

 

獣医さんに相談し、痛み止めやアレルギー治療を行う

皮膚の炎症がある場合は、抗炎症薬や塗り薬を使用する

 

舐めるのを防ぐ工夫

 

エリザベスカラーや靴下を使い、直接舐められないようにする

舐める場所に苦味スプレーを塗る(動物用の安全なものを使用)

 

まとめ

 

肢端舐性皮膚炎は、一度発症すると治りにくくなることが多い病気です。

放っておくと傷が悪化し、慢性化する可能性があるため、早めに獣医師に相談し、適切な対策をとることが大切です。

 

「最近、愛犬(愛猫)がよく足を舐めているな」と思ったら、ストレスや病気のサインかもしれません。早めに気づいてあげることで、健康を守ることができます。

 

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。

けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷

〒158-0082

東京都世田谷区等々力1-34-18

シュロス等々力1F

TEL:03-3704-1014

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。