けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

TEL:03-3704-1014

〒158-0082 東京都世田谷区等々力1-34-18

けいこくの森動物病院

何度も下痢や嘔吐、食欲・元気がない…もしかして腸閉塞かも?

こんにちは!世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳

今回はわんちゃんねこちゃんで何度も下痢や嘔吐、元気・食欲低下が見られる際に疑われる腸閉塞についてご紹介します!

 

症状

緊急を要する場合が多い症状もあるため、早期の診断と治療が重要です。

 

  • 嘔吐: 特に、食後に繰り返し嘔吐することがあります。
  • 腹部の膨満: 腸が詰まることにより、お腹が膨れたり、硬く感じることがあります。
  • 食欲不振: 食べることを拒否する、または食べてもすぐに吐いてしまう。
  • 便秘: 通常の排便がなくなることがあります。下痢が見られることもありますが、これは腸内で異常が起きている証拠です。
  • 痛み: 腹部に触れると痛がる、またはお腹を触らせないことがあります。
  • 脱水症状: 嘔吐や食欲不振による脱水症状が現れることがあります。皮膚が乾燥している、目が窪んでいる元気がないなどの兆候があります。
  • 虚弱・元気消失: 体力が落ち、動きが鈍くなることが一般的です。

 

原因

1.異物の摂取

  • では、特に好奇心が強い場合、ボールやおもちゃゴム製の物などを飲み込むことがあります。
  • も、特に遊んでいるときに糸やヒモ毛玉などを飲み込んでしまうことがあります。

これらの異物が腸内で詰まることで起こることが多いです。

2. 腫瘍や腸の病変

  • 腸内にできた腫瘍(良性・悪性を問わず)が腸を圧迫したり、腸の一部を閉塞させることがあります。
  • 腸の壁が炎症を起こして狭くなること(例えば、炎症性腸疾患など)も、腸閉塞の原因になります。

3. 腸のねじれ(腸捻転)

  • 腸がねじれて血流が途絶えると、腸閉塞が起こることがあります。これは重篤な状態で、緊急の治療が必要です。

4. 腸の動きの異常(腸管麻痺)

  • 腸の動き(蠕動運動)が正常でない場合、内容物がうまく進まなくなり、閉塞が発生することがあります。これには神経系や筋肉の異常が関与することがあります。

5. 寄生虫感染

  • 寄生虫(例:回虫や鉤虫)による腸内での感染が原因で、腸が詰まることがあります。特に子犬や子猫では、寄生虫による腸閉塞が起こることがあります。

6. 食事関連

  • 不適切な食事(例:大量の骨、異常な食物摂取)や食物アレルギーが腸閉塞を引き起こすこともあります。

7. 腸の癒着

  • 以前の手術や外傷によって腸が癒着し、その部分が狭くなることで閉塞が生じることがあります。

8. 腸の過剰膨張

  • 腸内にガスや液体が異常に溜まり、腸が膨張することでも閉塞を引き起こす場合があります。特に急激に飲み食いした後に見られます。

 

予防法

腸閉塞の予防法は、動物の生活環境や習慣に関わることが多いです。以下に効果的な予防策をいくつか挙げます。

1.誤飲を防ぐ

  • 小さな物を管理する: おもちゃや小物(ボタン、ゴム、針金など)が犬や猫が届く場所に置かれていないか確認します。特に子犬や子猫は好奇心旺盛で、何でも口に入れることがあります。
  • 食べ物の管理: 食事やおやつの管理を徹底し、テーブルの上やゴミ箱に犬や猫が近づかないようにしましょう。特に人間の食べ物は腸閉塞の原因になることがあります。

2. 食事の管理

  • 適切なフードサイズ: 犬や猫が誤って大きな塊のまま食べないように、フードのサイズや形状を適切に選びます。また、早食いを防ぐために、食事をゆっくり食べるための器(スローフィーダー)を使用することが有効です。
  • 食事の回数: 一度に大量に食べることを避け、1日の食事を複数回に分けて与えることで消化を助け、腸への負担を減らします。

3. 運動とストレス管理

  • 適度な運動: 散歩や遊びなど、日々の適切な運動を行い、腸の働きを良くすることが腸閉塞の予防に繋がります。また、運動はストレス解消にも役立ちます。
  • ストレス管理: ストレスが腸内環境に悪影響を与えることがあるため、犬や猫の生活環境を整え、安心できる場所を提供します。

4. 定期的な健康チェック

  • 定期健診: 定期的に健康診断を受けることで、腸内の状態や消化器系の問題を早期に発見できます。特に高齢犬や猫は腸の健康状態に注意が必要です。

5. 誤飲時の早期対応

  • 早期発見と対応: 万が一、誤飲があった場合は早急に病院に相談し、X線検査や内視鏡で異物を確認することが重要です。腸閉塞が進行する前に迅速に処置をすることでリスクを減らします。

 

わんちゃんやねこちゃんの腸閉塞(腸閉塞症)は、消化管が物理的に詰まることによって発生し、非常に危険な状態です。早期発見・治療がとても大切になってきます、何かございましたらお気軽に病院までご相談ください!

 

 

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。

 


。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。

けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷

158-0082

東京都世田谷区等々力13418

シュロス等々力1F

TEL03-3704-1014

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。