2023/03/02
こんにちは!
先日、歯科処置を実施したトイプードルさんの症例について紹介します。
こちらが歯科処置実施前のお口の状態です。
広範囲に歯垢・歯石が付着しており、歯肉の発赤も認められている状態です。
また歯肉の退縮も認められます。
視診や歯科用レントゲンを用いた歯科診断の結果、残念ながら歯周病の進行した2本の歯に関しては抜歯が必要になりました。
しかしながらその他の歯については、抜歯せずに温存することができました。
超音波スケーラーによる歯石除去を行なった後は、歯の表面をポリッシング(研磨)していきます。
こちらが、歯科処置後のお口の状態です。かなり綺麗になりましたね!!
歯科処置を実施した後でも、ご自宅でのハミガキができていないと、再び歯垢・歯石が付着し歯周病が進行してしまいます。
また、定期的(1年に1回)に麻酔をかけて歯科処置を行なっていくことが非常に重要になります。
将来、健康な歯を残すことができるよう、若いころから歯周病対策を行っていきましょう!!
獣医師 日塔