2025/04/12
こんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳
日々の診察の中でよくご相談いただくトラブルのひとつに、犬や猫の「誤飲・誤食」があります。食べ物以外のものを飲み込んだり、犬猫にとって有害なものを食べてしまったりすることで、健康を脅かす重大な事故につながることもあります。
今回は、そんな誤飲・誤食について、原因や症状、そして飼い主さんができる予防策についてご紹介します。
犬猫が誤飲・誤食しやすいものとは?
動物たちは、私たち人間にとっては意外なものでも、「おもちゃ」「食べ物」と勘違いして口にしてしまうことがあります。特に子犬や子猫、好奇心旺盛な性格の子は要注意です。
【よくある誤飲・誤食の例】
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ヒモ類、ビニール、輪ゴム、ヘアゴム
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靴下やタオルなど布製品
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おもちゃの破片やぬいぐるみの中綿
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鶏の骨、焼き鳥の串
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タバコ、チョコレート、玉ねぎ、キシリトール入り食品(中毒の原因に!)
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飼い主の薬やサプリメント
症状
誤飲・誤食した直後は元気に見えることもありますが、数時間から数日後に症状が出るケースもあります。以下のような様子が見られたら注意が必要です。
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急な嘔吐、食欲不振
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下痢や便秘
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元気がない、動かない
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お腹を痛がるしぐさ
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よだれを垂らす、むせる
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呼吸が苦しそう(喉に詰まっている場合)
異物が消化管に詰まると、腸閉塞や内臓損傷を引き起こすこともあり、早急な治療や手術が必要になることもあります。
もし誤飲・誤食してしまったら?
「何か変なものを飲み込んだかも…」「チョコレートを食べてしまった!」という時は、すぐに動物病院へご連絡ください。飲み込んだ物の種類や時間帯によっては、催吐処置(吐かせる処置)や内視鏡による除去が可能なケースもあります。
また、無理に吐かせようとすると逆に危険な場合もあるため、自己判断は禁物です。
日常でできる予防対策
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床に物を置かない習慣をつける
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ゴミ箱や洗濯物はフタ付き・手の届かない場所に
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おもちゃは安全性の高いものを選び、壊れたらすぐ交換
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調理中・食事中はペットが近づかないように工夫
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留守中はサークルなどで行動範囲を制限する
ちょっとした工夫で、防げる事故はたくさんあります。
まとめ
誤飲・誤食は、犬や猫の命に関わる危険な事故です。何か気になる症状や不安なことがあれば、早めのご相談をおすすめします。
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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けいこくの森動物病院 世田谷犬猫歯科
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