けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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〒158-0082 東京都世田谷区等々力1-34-18

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暖かくなり始めたこの時期から危険!?マダニの引き起こす「マダニ症」とは?

こんにちは!世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳

近年、マダニが引き起こす健康リスクが注目されています。

マダニ症は、犬や猫を含むペットに深刻な影響を与える可能性があり、その予防と早期発見が飼い主にとって非常に重要です。

今回は、マダニ症の症状や予防方法について詳しく解説し、愛するペットを守るための知識を深めていきましょう。

 

マダニとは

マダニの特徴と生態


マダニは、ダニ科に属する寄生虫で、犬や猫、さらには人間にも寄生することがあります。

体長は数ミリから1センチメートルほどで、細長い形をしています。

マダニは主に草むらや森の中に生息し、動物が通りかかると体に取り付き、血を吸います。

特に、湿度が高く温暖な環境を好み、春から秋にかけて活発になります。

マダニが寄生することで、いくつかの病気が発生することがあり、そのうちの一つが「マダニ症」です。

 

マダニ症とは?

マダニ症の原因とその種類

マダニ症は、マダニがペットに寄生することによって引き起こされる疾患の総称です。

代表的なものには、以下のような病気があります。

  • ライム病
    ライム病は、バクテリア「ボレリア」がマダニを通じて感染する病気です。
    犬や猫が感染すると、関節痛や発熱、食欲不振などの症状が現れることがあります。

  • バベシア症
    バベシア症は、マダニが原因で犬に感染する寄生虫病で、赤血球に寄生する「バベシア」という寄生虫によって引き起こされます。
    症状としては、貧血、発熱、食欲不振、元気がないといったものが見られます。

  • エールリヒア症
    エールリヒア症は、マダニが媒介する細菌によって引き起こされます。
    犬に発症し、発熱、元気消失、リンパ節腫脹などが見られます。

これらの病気は、マダニが吸血する際にその病原菌をペットに伝播することで感染します。

 

マダニ症の症状

ペットに現れる症状


マダニに寄生された場合、すぐに病気の症状が現れるわけではありません。

しかし、数日から数週間後に症状が現れることがあり、症状の進行具合によっては深刻な健康問題を引き起こすこともあります。

以下の症状が見られた場合、マダニ症の可能性を疑い、早期に獣医師に相談することが重要です。

  • 発熱
    マダニ症に感染すると、ペットが高熱を出すことがあります。

  • 元気がない
    活発だったペットが突然元気をなくし、だるそうにすることがあります。

  • 食欲不振
    ペットが食べ物をあまり食べなくなる、または全く食べなくなることがあります。

  • 貧血
    特にバベシア症などでは、ペットの歯茎が白くなる、または目の白い部分が黄色くなることがあります。

  • 関節の痛みや腫れ
    ライム病の場合、関節痛や腫れが現れ、ペットが歩くのを嫌がることがあります。

  • 下痢や嘔吐
    体調不良が原因で、下痢や嘔吐を繰り返すこともあります。

これらの症状が見られた場合、早期発見と治療が重要です。

マダニ症の診断

診断方法

マダニ症の診断には、獣医師による診察といくつかの検査が必要です。

具体的には、血液検査や顕微鏡検査を行い、病原菌や寄生虫を特定します。

また、体に付いているマダニを取り除き、その後に発症する症状を観察することも重要です。

マダニ症の予防方法

マダニからペットを守るための対策

マダニ症を予防するためには、日々の対策が欠かせません。
以下の方法を実践することで、ペットがマダニに感染するリスクを大幅に減らすことができます。

  • マダニ予防薬の使用
    市販のマダニ予防薬(スポットオンタイプや飲み薬、カラータイプなど)を定期的に使用することで、ペットをマダニから守ることができます。
    これらの予防薬は、マダニがペットに寄生するのを防ぐ効果があります。

  • 草むらや森林の回避
    マダニは草むらや森林に多く生息しています。
    散歩の際は、なるべくこれらの場所を避け、舗装された道を選ぶことが効果的です。

  • 定期的なチェック
    散歩後や外出後には、ペットの体をチェックし、マダニが付いていないか確認することが重要です。
    特に耳や足の裏、首周りはマダニが付着しやすい場所です。

  • マダニの駆除
    マダニが付いてしまった場合は、無理に引き抜かず、専用のピンセットや道具を使って慎重に取り除きましょう。
    その後は、消毒をして感染症を防ぎます。

 

まとめ

愛犬・愛猫を守るための最善の方法

マダニ症は、放置すると重篤な症状を引き起こす可能性がある病気です。

早期発見と予防がペットの健康を守るために最も重要です。

定期的な予防薬の使用や散歩時の注意が、ペットを守るための第一歩です。

もし、マダニ症の症状が見られた場合は、早期に動物病院を受診し、適切な治療を受けましょう。

もし不安な点があれば、お気軽にご相談ください。

 

 

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