2025/03/31
こんにちは!けいこくの森動物病院です!
世田谷の方もだんだん暖かくなってきましたが、中には暑い日も出てきましたね。
今回は暑い日に注意すべき病気、熱中症についてお話します。
暑い季節になると、犬や猫にとって熱中症の危険が高まります。特に、気温が上昇する夏の日や湿度の高い梅雨時期には、愛犬や愛猫が危険にさらされる可能性があるため、飼い主としてしっかりと予防対策を講じることが非常に重要です。熱中症は命に関わる深刻な問題となることもありますので、今回は犬猫の熱中症について、その原因、症状、予防法、そして発症時の対応方法について詳しく解説します。
犬猫の熱中症とは?
熱中症とは、体内の熱が過剰に蓄積され、体温が異常に上昇することで身体機能が正常に働かなくなる状態を指します。人間は汗をかいて体温を調節できますが、犬や猫は汗をほとんどかくことができません。体温調節がうまくいかないため、特に暑さが厳しい日には、犬や猫も熱中症にかかるリスクが高くなります。
犬や猫の正常な体温は38〜39度程度です。しかし、体温が40度を超えたり、それが長時間続いたりすると、体内の臓器に深刻な影響を及ぼすことがあります。特に41度を超えると、臓器が機能しなくなり、命に関わる場合があります。
犬猫が熱中症になりやすい原因
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汗をかけない
犬や猫は、体表面に汗腺がほとんどないため、汗をかいて体温を調節することができません。暑い日には、舌を出して呼吸を速めることで体温を下げようとしますが、それだけでは十分に温度を調整することが難しいのです。 -
短頭種(ブサイク犬種)の特徴
短頭種(ブルドッグ、パグ、フレンチ・ブルドッグ、シーズーなど)は、鼻が短いため、呼吸がしづらく、体温調節が特に困難です。これらの犬種は呼吸が浅く、熱を逃がすための効果的な手段を持たないため、過剰に体温が上昇しやすくなります。 -
運動や外出のタイミング
元気な犬や猫は、暑い日でも外に出て遊んだり散歩したりします。しかし、気温が高い時間帯に激しい運動をすると、体温が急激に上がり、熱中症を引き起こすことがあります。特に犬の場合、飼い主が気づかないうちに無理をして体温が上昇することが多いです。 -
高温多湿な環境
湿度が高いと、体表からの蒸発による冷却効果が減少し、体温が下がりにくくなります。特に湿度が高い日には、犬や猫の体温が異常に上昇しやすいので、注意が必要です。
犬猫の熱中症の症状
熱中症は進行が早いため、初期症状を見逃さないことが大切です。以下の症状が見られる場合は、すぐに対処する必要があります。
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呼吸が速くて浅い
呼吸が速くなり、舌が赤くなることがあります。これが初期症状で、体温が上昇しているサインです。 -
元気がなくなる
普段元気に動き回っていた犬や猫が急に動かなくなったり、座り込んだりすることがあります。 -
よだれが増える
過剰なよだれを垂らすようになります。通常よりも多くの唾液を分泌して体温を下げようとするためです。 -
嘔吐や下痢
体内の熱が消化器系に影響を与え、嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。 -
意識障害やけいれん
重度の熱中症では、意識がもうろうとしたり、けいれんを起こすことがあります。この段階に進んでしまうと、命に関わる危険性が高くなります。
これらの症状が現れた場合は、すぐに涼しい場所に移動し、体温を下げるための対応を開始しましょう。
熱中症を予防する方法
犬猫の熱中症は予防が最も効果的です。以下の方法で愛犬・愛猫を守ることができます。
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十分な水分補給を心がける
夏場は特にこまめに水分を与えることが大切です。散歩や運動後はもちろん、外出前にも新鮮な水を準備し、犬や猫が自分のタイミングで水を飲めるようにしておきましょう。 -
外出の時間帯を選ぶ
暑い日中の外出は避け、涼しい早朝や夕方に散歩や運動を行うようにしましょう。特にアスファルトは非常に熱くなるため、歩く場所にも注意が必要です。 -
室内環境を整える
エアコンや扇風機を活用して、室内の温度を適切に保つことが重要です。また、犬や猫が涼しい場所で過ごせるようにしてあげましょう。床に冷却マットを敷いたり、風通しの良い場所に寝床を作ってあげると良いでしょう。 -
冷却グッズの活用
冷却マットや冷却バンドなど、熱中症対策のためのグッズを活用しましょう。これらを使うことで、特に短頭種や毛が長い猫に対しては有効な対策となります。 -
体調を常にチェック
愛犬・愛猫の体調や気分を日々観察し、少しでも異常を感じたらすぐに涼しい場所で休ませることが大切です。また、無理に運動させないようにしましょう。
熱中症になった場合の応急処置
もし愛犬・愛猫が熱中症になった場合、迅速に対応することが命を守るカギとなります。
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涼しい場所へ移動
まずは、すぐに涼しい場所に移動させましょう。冷房の効いた室内や日陰など、温度が下がる場所に移動することが第一です。 -
冷却する
冷たい水で濡らしたタオルで体を拭いたり、体を冷やすために冷却剤を使用します。ただし、急激に冷やしすぎないよう注意が必要です。少しずつ冷やしていくことがポイントです。 -
水分補給
冷たい水を少しずつ飲ませることも重要ですが、無理に飲ませないようにしましょう。水分を摂取できない場合は、獣医に連絡し、指示を仰ぐことが大切です。 -
動物病院に連絡
熱中症の症状が進行した場合や意識がもうろうとしている場合は、すぐに動物病院に連絡し、指示を仰ぐとともに、緊急の処置を受けることが必要です。
結論
犬猫の熱中症は、予防と早期対応が命を守る鍵です。暑い季節には十分な水分補給と涼しい環境作りを心がけ、体調に異常を感じたら早急に対応することが大切です。飼い主としての責任を果たし、愛犬・愛猫を守るために、熱中症に対する知識と準備をしっかりと整えておきましょう。
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