けいこくの森動物病院
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突然の発作!犬猫の特発性てんかんについて

こんにちは!けいこくの森動物病院です。

今回は発作、特に特発性てんかんについてお話します。

犬や猫が突然発作を起こすと、飼い主にとっては大きな驚きと不安を感じる瞬間です。発作の原因としてよく知られているのが「特発性てんかん」です。特発性てんかんは、脳内の異常な電気的な活動が引き起こす疾患で、発作が繰り返し起こることが特徴です。ここでは、特発性てんかんの原因、症状、診断、治療法について詳しく解説します。

1. 特発性てんかんとは?

特発性てんかんは、脳内の神経細胞の異常な電気的活動によって引き起こされる発作が特徴的な疾患です。「特発性」とは、発作を引き起こす明確な外的な原因(脳の腫瘍や外傷、感染症など)が見つからないことを意味します。この疾患は、若い動物に多く見られ、発作が突然発生するのが特徴です。

特発性てんかんは、犬や猫を含む動物に発症する可能性があり、特に1歳から5歳の年齢層で多く見られます。また、特定の犬種や猫種では発症しやすい傾向があります。

2. 特発性てんかんの症状

特発性てんかんにおける主な症状は「発作」です。発作の現れ方は動物によって異なりますが、発作の種類としては主に「強直性発作」と「間代性発作」があります。これらの発作は、動物の体に異なる反応を引き起こし、発作の進行に伴って症状が変化します。

2.1. 強直性発作(筋肉の硬直)

強直性発作は、動物が突然、体の筋肉を硬直させ、動けなくなる状態です。この段階では、体が全体的に固まり、反応が鈍くなります。動物は意識を失い、無意識に動いてしまうことがないため、この発作の最初の兆候として見られやすいものです。通常、数秒から数十秒で収束し、発作後は一時的に無力感や疲労感を感じることがあります。

2.2. 間代性発作(筋肉の震えとけいれん)

間代性発作は、筋肉の収縮と弛緩が交互に繰り返される状態です。動物は、筋肉を引き伸ばしたり縮めたりする動作を繰り返し、体が激しく震えます。四肢や顔面の筋肉が不規則に動き、動物は意識を失っていても、無意識に反応することがあります。発作が終了すると、動物は疲れ果て、回復に時間がかかることがあります。間代性発作は、発作の進行とともに発生し、発作後には動物がぐったりとした状態になり、体調を取り戻すのに時間を要します。

2.3. 発作後の回復

どちらの発作が発生しても、発作後の回復には時間がかかります。発作後、動物は通常ぐったりして体力を消耗した状態になります。動物は最初は反応が鈍く、歩行や食欲も低下することがあります。通常、回復には数分から数時間かかることがありますが、発作の頻度や長さにより回復の速さは個体差があります。

3. 特発性てんかんの原因

特発性てんかんの原因は完全には解明されていませんが、いくつかの要因が考えられています。

3.1. 遺伝的要因

特発性てんかんは、遺伝的な要因が関係している場合が多いとされています。特定の犬種や猫種では、発作の発症リスクが高く、これらの動物には遺伝的な素因があると考えられています。ビーグルやダックスフンド、ゴールデン・レトリーバーなどがその例です。

3.2. 脳の発達異常

脳の神経細胞間での信号伝達が異常になることが、発作を引き起こす原因です。この神経の異常は発作を誘発しますが、異常がどのように生じるのかは完全には解明されていません。若い動物で発症することが多く、脳が発達過程で何らかの異常をきたすことがあると考えられています。

3.3. 環境要因

ストレスや過度な興奮が発作を引き起こす場合もあります。たとえば、過剰な刺激や大きな音、急激な環境変化などが発作を誘発することがあります。飼い主が発作の引き金となるような状況をできるだけ避けることが予防に役立ちます。

4. 特発性てんかんの診断

特発性てんかんの診断は、獣医師が詳細な診察を行い、発作の内容や発症のタイミングを基に診断を下します。診断には、飼い主から発作の詳細な観察を聞き取ることが重要です。発作が繰り返し起こる場合、他の原因を除外するために次のような検査が行われることがあります:

  • 血液検査:代謝異常や内臓疾患による発作でないことを確認します。

  • 画像診断(CTやMRI):脳の状態をチェックし、腫瘍や脳の損傷など他の病気を排除します。

  • 脳波検査:脳内で発生している異常な電気的活動を確認するために、脳波を測定します。これにより、てんかんの兆候があるかをチェックできます。

5. 特発性てんかんの治療

特発性てんかんの治療の中心となるのは、薬物療法です。薬は、発作を予防したり、発作の強さを軽減するために使用されます。治療薬は脳内の神経伝達を安定させる働きを持ち、発作の回数を減らすことができます。薬物治療は個々の動物に合わせて調整されるため、獣医師が定期的に血液検査を行いながら、適切な用量を維持します。

また、薬物治療と並行して、飼い主ができる環境調整も重要です。動物がストレスを感じる環境を避け、リラックスできる空間を提供することが発作予防に効果的です。定期的な運動や静かな環境作りも役立ちます。

6. 結論

特発性てんかんは犬や猫にとって一般的な疾患で、発作が起こることで飼い主にとっては非常に不安な瞬間となります。しかし、発作が起こっても、適切な治療と管理を行うことで、動物の発作を減らし、より快適な生活を送らせることが可能です。発作が続く場合や新たに発作が見られた場合には、早期に獣医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。愛犬や愛猫が健やかに過ごせるよう、飼い主としてできる限りのサポートをしていきましょう。

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