2025/03/21
こんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳
今回は犬猫の褥瘡についてご紹介いたします。
褥瘡とは?
犬や猫にとって褥瘡(じょくそう)は、長時間同じ姿勢で寝続けていることが原因で発生する皮膚や組織の損傷です。特に高齢のペットや病気、怪我などで長期間寝たきりになっている場合に発症しやすいです。褥瘡は、最初は軽い赤みや炎症から始まり、放置すると深刻な傷や感染症へと進行する可能性があります。
褥瘡ができる原因
褥瘡は、長時間同じ位置に圧力がかかることで血行が悪化し、皮膚やその下の組織にダメージを与えることから発生します。犬や猫の場合、以下のような状況が褥瘡のリスクを高めます。
- 長期間の寝たきり:寝たきり特に高齢や病気で動けないペットは、床と体の接触部分に圧力がかかりやすくなります。
- 肥満:肥満の犬や猫は、体重が圧力をかけるため、褥瘡ができやすくなります。
- 毛が薄い部位:体毛が薄い部位や、皮膚がもともと敏感な部分(肘や骨盤周りなど)は褥瘡のリスクが高いです。
- 皮膚が湿っている:尿や便、汗などで皮膚が湿っている状態が続くと、皮膚が傷みやすくなります。
症状
褥瘡の初期症状は、圧迫された部分の皮膚が赤くなったり、軽い腫れが見られることです。進行すると、次のような症状が現れます。
- 赤くなった部分が広がる
- 皮膚が破れ、潰瘍ができる
- 膿や液体が出てくる
- 皮膚が黒ずみ、硬くなる
褥瘡の予防方法
褥瘡を予防するためには、ペットの生活環境や体調をしっかりと管理することが大切です。以下の方法を実践することで、褥瘡を防ぐことができます。
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寝床の工夫
- クッション性の高いマットレスやベッドを使用し、体重が均等に分散されるようにします。
- 床が硬い場所に寝かせるのは避け、柔らかくて通気性の良い場所を選びます。
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定期的な体位の変更
- 寝たきりの状態が続く場合、少なくとも1~2時間ごとに体位を変えて、同じ部位に圧力が長時間かからないようにします。
- ベッドの向きを変える、または小さなクッションや枕を使って、体を支える位置を変えることが効果的です。
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体重管理
- 肥満や削痩は褥瘡のリスクを高めるため、適切な食事と運動で体重をコントロールすることが大切です。
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皮膚ケアの徹底
- ペットの皮膚が乾燥していないか、湿っていないかを確認し、湿気が溜まらないように清潔に保ちます。
- 定期的なシャンプーや清拭を行い、清潔を保ち、皮膚の健康をサポートします。
治療方法
もし褥瘡ができてしまった場合、早期に対応することで回復が早くなります。治療方法は、症状の進行具合に応じて異なります。
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軽度の褥瘡(赤みや軽い炎症)
- 圧力を取り除くことが最も重要です。体位を変える、クッション性の高いマットを使用するなどして、傷が悪化しないようにします。
- 抗菌軟膏や消毒液を使用し、傷口の感染を防ぎます。
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中等度の褥瘡(潰瘍や膿が出る場合)
- より専門的な治療が必要です。獣医師に相談し、適切な抗生物質や外用薬を処方してもらいましょう。
- 感染症の予防と治療のため、傷を清潔に保ち、必要に応じて包帯を使います。
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重度の褥瘡(深い潰瘍や壊死)
- 進行した褥瘡は、手術的な治療が必要になる場合があります。壊死した組織を取り除き、適切なケアを行います。
- 長期的には、傷口の回復のためにリハビリや療養が必要になることもあります。
まとめ
褥瘡は、犬猫にとって非常に痛みを伴うもので、適切に予防や早期治療を行わないと、症状が悪化してしまいます。特に高齢や病気で寝たきりのペットの場合は、定期的に体位を変えることや、適切な寝具、清潔な環境を提供することが予防のカギとなります。褥瘡ができた場合には、早期に相談し、適切な治療を受けることが大切です。ペットの健康を守るために、日頃からのケアを怠らないようにしましょう。
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