けいこくの森動物病院
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わんちゃんのまぶたが内側にめくれてる…⁉ ┃犬の眼瞼内反症

こんにちは!

世田谷区等々力のけいこくの森動物病院です🌳

 

犬の目の健康は飼い主にとってとても気になる部分ですよね。

その中でも「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)という目の病気をご存じでしょうか?

今回は、犬の眼瞼内反症について、原因や症状、治療法をわかりやすく解説します。

 

眼瞼内反症とは?

眼瞼内反症とは、犬のまぶたが内側に巻き込む状態を指します。内側に反り込んだまぶたが目の表面(角膜)に直接触れるため、犬にとっては大変不快で、放置すると目のトラブルを悪化させることがあります。

この病気は子犬の時期に多く見られることがありますが、成犬やシニア犬でも発症することがあります。特に顔のシワが多い犬種(シャーペイやブルドッグなど)や、目が大きく露出している犬種(パグやペキニーズなど)はリスクが高いとされています。

主な原因

眼瞼内反症の原因は主に以下の3つに分類されます:

1. 先天性

生まれつきまぶたの構造が内反しやすい形をしている場合があります。これは特定の犬種で特に多く見られる傾向があります。

2. 後天性

外傷や炎症によって、まぶたの形状が変化して内反が起きることがあります。

3. 二次的な要因

他の目の疾患(例:角膜炎や結膜炎)が原因で、目をしきりにこすることでまぶたが内側に反り込む場合もあります。

症状

眼瞼内反症の主な症状には以下のようなものがあります。

目をしょぼしょぼさせる(瞬きの頻度が増える)

目やにが増える

涙が過剰に出る

目の充血

角膜に傷がつき、炎症や潰瘍ができる

犬が目を頻繁にこすったり、顔をこすりつけるような行動をとる場合は、この病気を疑う必要があります。

治療方法

眼瞼内反症の治療は、症状の程度や原因によって異なります。軽度の場合は目の保護を目的とした点眼薬軟膏が使われることがあります。ですが、重度の場合は外科的治療が必要になることがあります。

外科手術では、内反したまぶたを矯正し、角膜への刺激を取り除きます。この手術は比較的安全で、早期に治療を行うことで犬の目の健康を守ることができます。

予防とケアのポイント

眼瞼内反症は完全に予防するのが難しい場合もありますが、次のポイントを押さえて早期発見・対処を心がけましょう。

定期的に目の状態をチェックする

涙や目やにが異常に多い場合は早めに動物病院で相談する

顔をこすったり目を気にする仕草があれば注意深く観察する

 

まとめ

犬の眼瞼内反症は、目の不快感だけでなく、放置すると深刻な目の病気を引き起こす可能性があります。早期発見・治療が愛犬の健康を守るカギとなりますので、少しでも異変を感じたら早めに動物病院で診察を受けましょう。

 

 

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