けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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下瞼が垂れている⁉ ┃眼瞼外反症について解説

こんにちは!

世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳

 

愛犬や愛猫の目がいつも涙目になっている、目の周りが赤くなっている、そんな症状を見かけたことはありませんか?

これらの症状の原因として考えられる一つに、「眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう)」があります。

今回は犬猫の眼瞼外反症についてご紹介いたします。

 

眼瞼外反症とは?

眼瞼外反症は、まぶたが外側にめくれた状態のことを指します。

本来、まぶたは目の表面を保護し、涙を均等に分布させる役割を果たしていますが、外反が起こるとこれらの機能が十分に果たされなくなります。

その結果、涙が適切に目全体を覆わなくなり、乾燥や刺激を引き起こす原因になります。また、外反したまぶたにより目の周囲が露出し、細菌感染のリスクも高まります。

 

原因

眼瞼外反症の原因には、以下のようなものがあります。

1. 先天性の要因

特定の犬種や猫種では、遺伝的にまぶたが外反しやすい傾向があります。

特に、目が大きく突出した犬種(ペキニーズやシーズーなど)や皮膚がたるんだ犬種(セントバーナードやブラッドハウンドなど)がリスクが高いです。

2. 加齢

加齢によってまぶたの筋肉や皮膚が弛緩することがあり、これが外反の一因となることがあります。

3. 外傷や手術の後遺症

目の周りの外傷や手術による影響で、まぶたの構造が変わることも原因の一つです。

4. 慢性的な炎症

目やまぶたの炎症が続くことで、組織が変形し外反が進むことがあります。

 

症状

眼瞼外反症の主な症状は以下の通りです。

が頻繁に出る(流涙症)

目の周りが赤く炎症を起こしている

目が乾燥しているように見える

目やにが多い

目をこする仕草が増える

これらの症状が見られる場合、愛犬や愛猫が不快感を抱えている可能性が高いため、早めの対処が必要です。

 

治療法

眼瞼外反症の治療は、症状の程度や原因によって異なります。

1. 軽度の場合

人工涙液や点眼薬を使用して目の潤いを保ち、症状を緩和します。また、清潔な環境を保つことも大切です。

2. 中等度から重度の場合

手術による治療が必要になることがあります。外反したまぶたを適切な位置に戻し、目の保護機能を回復させるための処置が行われます。術後のケアも重要で、定期的な診察や投薬が必要です。

 

予防法

眼瞼外反症を完全に予防することは難しい場合がありますが、以下の点に注意することでリスクを軽減できます。

目の周りを清潔に保つ

目やにが多い場合は早めに動物病院に相談する

定期的な健康チェックを受ける

 

まとめ

眼瞼外反症は、放置すると目の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

しかし、早期発見と適切な治療を行うことで、愛犬や愛猫の快適な生活を取り戻すことができます。

目に違和感を感じる仕草や異常が見られた場合は、ぜひお早めに動物病院へご相談ください。

 

 

今年もあと少しとなりましたね🎍

皆さんよいお年をお過ごしください🐾

 

 

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。


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