けいこくの森動物病院
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放置すると精巣腫瘍の発生率高まる…潜在精巣について

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世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳

 

潜在精巣とは?

犬の潜在精巣とは、本来であれば生後間もなく陰嚢(いんのう)に降りてくるはずの精巣が、お腹の中や鼠径部(そけいぶ)に留まってしまう状態を指します。通常、犬の精巣は生後1か月から3か月の間に陰嚢に下りてきますが、何らかの理由でこれが起こらない場合、潜在精巣となります。この状態は「片側潜在精巣」(片側だけが降りてこない)または「両側潜在精巣」(両方の精巣が降りてこない)に分類されます。

 

潜在精巣が引き起こすリスク

潜在精巣がある犬では、いくつかの健康リスクが高まるため注意が必要です。特に精巣腫瘍(しゅよう)や精巣のねじれ(精巣捻転)が発生しやすくなります。また、陰嚢に精巣がないと通常より体温が高くなりやすく、精巣の温度が上昇することで精子の形成に悪影響を及ぼし、不妊の原因にもなります。さらに、潜在精巣は遺伝的な影響も考えられるため、交配して子孫を残すのは避けるべきです。

 

原因

潜在精巣の原因としては、遺伝的要因が最も重要視されています。特にチワワ、ヨークシャー・テリア、シェットランド・シープドッグなど一部の犬種では、遺伝的に潜在精巣になりやすい傾向があります。また、ホルモンバランスや発育の問題、精巣を陰嚢に導く役割を果たす靭帯の異常などが影響することもあります。

 

診断方法

潜在精巣は、動物病院での診察で確認されることが多いです。触診や超音波検査、場合によってはレントゲン検査を行い、精巣の位置を確認します。生後半年ほど経っても精巣が陰嚢に降りていない場合は、潜在精巣の可能性が高いです。

 

治療法と対策

潜在精巣が見つかった場合、潜在精巣のまま放置すると、前述の通り腫瘍や捻転のリスクが高まるため、早めに手術を行うこを推奨します。去勢手術は、通常の精巣摘出手術と異なり、腹腔内や鼠径部に精巣がある場合は、より注意深く行います。

 

まとめ

潜在精巣は、特定の犬種において見られる遺伝的な問題で、適切な管理と治療が必要です。放置すると将来的に腫瘍や捻転のリスクが高まるため、早めの診断と去勢手術を勧めます。飼い主としても潜在精巣について正しい知識を持ち、犬の健康を守るための適切な対応ができるよう心がけましょう。

 

 

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