けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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〒158-0082 東京都世田谷区等々力1-34-18

けいこくの森動物病院

目の赤み、目やにの症状……もしかして結膜炎⁉

こんにちは! 

世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です! 

今回はワンちゃん、ネコちゃんの結膜炎についてです! 

 

結膜炎とは

結膜炎は、犬や猫の目に多く見られる疾患のひとつです。

結膜炎とは、目の結膜白目の部分やまぶたの内側を覆っている薄い膜)が炎症を起こした状態を指します。

結膜が炎症を起こすと、目が赤く腫れたり目ヤニや涙が多く出るなどの症状が現れます。

結膜炎は軽度な場合が多いものの、放置しておくと視力に影響を及ぼすこともあるため、早めの対処が必要です。

 

結膜炎の原因

犬や猫の結膜炎の原因はさまざまで、主に次のようなものがあります。

アレルギー

アレルギー反応によって結膜が炎症を起こすことがあります。アレルギーの原因は、花粉ダニハウスダストカビなどが一般的です。

アレルギー性結膜炎は、特に春や秋などアレルゲンが多く飛散する季節に多く見られます。

細菌やウイルス感染

細菌やウイルスが結膜に感染することによって結膜炎が引き起こされることがあります。

犬や猫の間で感染が広がることもあり、特に多頭飼いの環境では注意が必要です。

ウイルス性結膜炎は、猫ではヘルペスウイルスカリシウイルスなどが原因となることが多いです。

外傷や異物

目にゴミや砂などの異物が入ったり、他の動物と遊んでいる際に目を傷つけたりすると、結膜炎を引き起こすことがあります。

これらの外的要因による結膜炎は、早めに治療しないと感染を引き起こすリスクがあります。

ドライアイ(乾性角結膜炎)

涙の分泌量が減少することで目が乾燥し、結膜に炎症が起きることがあります。

特に犬では、ドライアイが原因で慢性的な結膜炎を引き起こすことがあります。涙が不足するため、目が十分に保護されず、炎症や感染のリスクが高まります。

 

結膜炎の症状

犬や猫が結膜炎を患った場合、以下のような症状が見られることがあります。

目の充血

目の白目の部分が赤くなるのは、結膜炎の最も一般的な症状です。炎症によって血管が拡張し、充血が引き起こされます。

目ヤニや涙の増加

結膜炎になると、目から大量の涙や目ヤニが出ることがあります。目ヤニの色が黄色や緑色の場合、細菌感染が疑われることがあります。

まぶたの腫れ

結膜炎により、まぶたが腫れることがあります。まぶたが腫れることで、目を開けにくくなったり、痛みを伴ったりすることもあります。

目をこする、またはかゆがる

犬や猫が頻繁に前足で目をこすったり、家具や床に目をこすりつける行動が見られることがあります。これは、目のかゆみや不快感を感じているサインです。

光に対する敏感さ

明るい光に対して目が敏感になり、まぶしさを感じることがあります。犬や猫が暗い場所に行きたがる場合、光過敏症状があるかもしれません。

 

結膜炎の診断

結膜炎が疑われる場合、獣医師は以下のような診断方法を用います。

視診

獣医師が目の状態を観察し、充血や腫れ、目ヤニの状態を確認します。目に異物が入っていないかどうかもチェックされます。

フルオレセイン染色試験

目の表面にフルオレセインという染色剤を使用し、角膜に傷がないかを確認します。これは、外傷性の結膜炎かどうかを見極めるために重要です。

細菌やウイルスの検査

細菌やウイルスが結膜炎の原因かどうかを調べるため、目の分泌物を採取して培養検査やPCR検査を行うことがあります。

 

結膜炎の治療法

結膜炎の治療は、原因に応じて異なりますが、一般的には次のような方法が用いられます。

点眼薬の使用

抗生物質や抗ウイルス薬を含む点眼薬が処方されることが多いです。また、炎症を抑えるためにステロイド点眼薬が使われることもあります。

ただし、ウイルス性結膜炎の場合、ステロイドの使用は慎重に行われるべきです。

目を清潔に保つ

目ヤニや涙が多い場合は、清潔なガーゼやコットンで優しく拭き取ります。目を清潔に保つことは、感染の拡大を防ぐために重要です。

アレルギー治療

アレルギーが原因の場合、アレルゲンを避けることが重要です。さらに、抗ヒスタミン薬やアレルギー専用の点眼薬が処方されることがあります。

異物の除去

異物が原因で結膜炎が発生している場合、獣医師が異物を取り除き、適切な治療を行います。外傷性の結膜炎の場合、傷の治癒を促進するための治療が行われます。

 

まとめ

犬や猫の結膜炎は、適切な対処をすることで症状の悪化を防ぎ、早期に治療することが可能です。

しかし、放置されると重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、注意を払うことが重要です。 

目の異常に気づいたら、すぐに動物病院を受診し、専門的な診断と治療を受けることが愛犬や愛猫の目の健康を守るために重要です。

飼い主さんができることとしては、ペットの目や目の周りを清潔に保ち、定期的に目の様子を見て、異常が見つかった場合は早めに受診することが挙げられます。

また、外部刺激やアレルギーなどに注意し、健康的な生活環境を整えることも重要です。 

結膜炎は、ワンちゃんネコちゃんの一般的な目の問題の一つですが、適切なケアと治療が大切になります。

ワンちゃんネコちゃんの目の健康を維持し、結膜炎を防ぎましょう! 

 

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。 


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