2024/08/27
こんにちは!
世田谷区等々力のけいこくの森動物病院です。
犬や猫がやたらと水を飲みたがったり、おしっこの量が多くなったと感じることはありませんか?
もしかすると糖尿病が隠れている可能性があります。
今回は糖尿病について紹介していきます。
糖尿病とは
糖尿病は、体内で血糖値を調節するインスリンというホルモンの分泌が不足するか、インスリンが十分に効果を発揮しない状態が続くことで発症します。これにより、血糖値が高くなりすぎる状態が続き、さまざまな健康問題が引き起こされる可能性があります。
糖尿病は、主に以下の2つのタイプに分けられます。
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インスリンを分泌する膵臓の細胞が破壊され、インスリンが全くまたはほとんど分泌されなくなるタイプです。犬に多く見られます。
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インスリンは分泌されているものの、その作用が十分でないために血糖値が高くなるタイプです。猫に多く見られるタイプで、肥満が大きなリスク要因となります。
犬の糖尿病
犬の糖尿病は主に上記の1のタイプであり、インスリンを毎日投与しなければならないケースがほとんどです。症状としては、以下のようなものが見られます。
- 多飲多尿:水を大量に飲み、頻繁におしっこをするようになります。
- 体重減少:食欲があるにもかかわらず、体重が減少します。
- 白内障:特に急速に進行することがあり、視力の低下につながります。
犬の糖尿病の管理
犬の糖尿病の管理は、インスリン注射が基本です。これに加えて、食事の管理が非常に重要です。糖質の少ない専用の療法食を与え、毎日の食事と運動のバランスを保つことが大切です。また、定期的な血糖値のモニタリングが必要です。
猫の糖尿病
猫の糖尿病は上記の2のタイプ多く、肥満が大きなリスク要因です。
- 多飲多尿:猫も水を大量に飲み、頻繁にトイレに行くようになります。
- 被毛の状態が悪くなる:毛がぼさぼさになったり、光沢が失われたりします。
- 後脚の筋力低下:糖尿病性神経障害により、後脚の筋力が弱くなり、歩行が困難になることがあります。
猫の糖尿病の管理
猫の糖尿病は、食事療法が非常に重要です。肥満が原因で発症することが多いため、体重管理が必要不可欠です。糖質を抑えた食事や、低カロリーの療法食を与え、適度な運動を促すことが推奨されます。また、場合によってはインスリンの投与が必要です。猫の糖尿病は適切な治療を受けることで、症状が改善し、場合によっては寛解することもあります。
早期発見と予防
犬と猫の糖尿病は、早期発見が非常に重要です。定期的な健康診断や、異変を感じた際には速やかに動物病院を受診することが大切です。また、肥満は糖尿病の大きなリスク要因であるため、日頃から体重管理に気をつけることが予防に繋がります。
糖尿病の治療には、長期間の管理が必要です。インスリン注射や特別な食事、定期的な血糖値の測定などが求められます。これにより、治療費がかさむことも考えられます。治療中は定期的に動物病院を訪れ、獣医師と相談しながら最適な治療法を見つけていくことが重要です。
まとめ
犬と猫の糖尿病は、適切な管理と治療を行うことで、動物が健康に過ごせる可能性が高まります。飼い主として、日常的な観察と予防を心掛けることで、ペットの健康を守ることができます。早期発見と迅速な対応が、ペットの糖尿病管理において重要な鍵となります。
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