けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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けいこくの森動物病院

変形性脊椎症について

こんにちは‼

世田谷区にあります。けいこくの森動物病院です🌳

今回はわんちゃんねこちゃんの「変形性脊椎症についてご紹介いたします。

 

変形性脊椎症(Degenerative Spinal Disease)は、犬や猫などの動物において比較的一般的な疾患であり、加齢や遺伝的要因、そして生活環境の影響を受けやすいです。この病気は、脊椎の構造や機能に変化をもたらし、動物の日常生活や運動能力に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

原因と病態

変形性脊椎症の主な原因は、加齢に伴う脊椎の組織の変性です。脊椎を支える椎間板や関節の軟骨が摩耗し、変形していくことで、脊椎の安定性が低下します。これにより、神経組織が圧迫されることで神経学的な症状が現れることがあります。また、遺伝的要因や肥満、運動不足もリスク要因とされています。

症状

変形性脊椎症の症状は、動物の種類や病気の進行具合によって異なりますが、一般的には以下のようなものが見られます:

– **運動障害**: 歩行時の不安定感や後肢の弱さ、あるいは麻痺が進行することがあります。
– **疼痛**: 脊椎や周囲の筋肉に持続的な痛みや不快感が生じることがあります。特に動物が動くときや特定の姿勢をとったときに悪化することがあります。
– **姿勢の変化**: 脊椎の柔軟性が低下し、背中を丸めたり、首の動きが制限されたりすることがあります。
– **神経学的な症状**: しびれや感覚の低下、排尿や排便に関する問題が起こることがあります。

これらの症状が見られた場合、速やかに獣医師の診察を受けることが重要です。早期の診断と治療が、動物の症状の進行を抑え、生活の質を改善するのに役立ちます。

 診断

変形性脊椎症の診断には、獣医師が行う臨床検査と画像診断(X線、CTスキャン、MRIなど)が必要です。これにより、脊椎の変形や椎間板の状態、神経組織への影響が評価されます。適切な診断を得ることで、最適な治療法を選択することができます。

治療

変形性脊椎症の治療には、以下のアプローチがあります:

– **薬物療法**: 疼痛管理や炎症の抑制のために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、痛み止め、または神経痛の薬が処方される場合があります。
– **理学療法**: 物理療法や運動療法により、筋肉の強化や関節の柔軟性を改善し、動物の運動能力を維持することが目指されます。
– **外科手術**: 病気が進行して神経圧迫や椎間板の損傷が深刻な場合、外科手術が必要となることがあります。手術には椎間板の部分摘出や固定術が含まれます。

治療計画は個々の動物の症状や進行度合いに応じて調整される必要があります。飼い主と獣医師の密なコミュニケーションが、動物の健康を管理する上で重要です。

予防と管理

予防的には、適切な栄養管理や運動の維持が推奨されます。特に肥満を防ぐことは脊椎への負担を軽減し、病気のリスクを低下させる助けとなります。定期的な健康診断や症状の早期発見も重要です。

まとめ

変形性脊椎症は、動物の生活の質に深刻な影響を及ぼす可能性がある疾患ですが、早期の診断と適切な治療により管理可能です。飼い主は動物の日常の異常に注意を払い、定期的に獣医師の診察を受けることで、病気の進行を遅らせ、動物の快適な生活をサポートすることができます。

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