2024/07/06
こんにちは!世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳
今回は犬猫の腸閉塞についてご紹介します。
腸閉塞とは?
腸閉塞とは、腸の中で食べ物や消化液が正常に通過できなくなる状態のことを指します。これは、腸管の一部が物理的に詰まることや、腸の動きが弱まって機能しなくなることで起こります。犬や猫にとって非常に危険な状態であり、早急な治療が必要です。
原因
犬や猫の腸閉塞にはいくつかの原因があります。以下は主な原因です:
1. 異物の誤飲:犬や猫が遊んでいるときに小さなおもちゃや靴下、ボールなどを誤って飲み込んでしまうことがあります。これが腸の中で詰まり、腸閉塞を引き起こすことがあります。
2. 腫瘍:腸にできる腫瘍が腸管を塞ぐことがあります。
3. 腸のねじれ(腸捻転):腸がねじれてしまうことで通過が妨げられることがあります。これは急激に起こり、非常に痛みを伴います。
4. 腸内寄生虫:大量の寄生虫が腸内で増殖し、物理的に腸を詰まらせることがあります。
症状
腸閉塞の症状は、犬や猫の一般的な体調不良として現れることが多く、次のような兆候が見られます:
1. 嘔吐:何度も吐く、特に食後に吐く場合は注意が必要です。
2. 食欲不振:食べ物に対する興味を失い、まったく食べなくなることがあります。
3. 腹痛:腹部を触ると痛がる、または腹部が硬くなることがあります。
4. 便秘・下痢:便が出ない、または逆に水様の便が出ることがあります。
5. 元気消失:動きが鈍くなり、元気がなくなります。
診断
腸閉塞の診断を行うために以下のような検査が行われます:
1. 触診:腹部を触って異常を確認します。
2. X線検査:腸の中の異物や腸管の拡張を確認します。
3. 超音波検査:腸の詳細な状態を把握するために超音波検査を行います。
4. 血液検査:体内の異常を総合的に確認するための血液検査が行われます。
治療
腸閉塞の治療は、その原因や状態によって異なります。以下は一般的な治療法です:
1. 異物の除去:内視鏡や手術によって腸内の異物を取り除きます。
2. 輸液療法:脱水や電解質バランスを整えるために点滴を行います。
3. 薬物療法:腸閉塞に関連する炎症や感染症の管理のため、抗生物質や抗炎症薬が処方されることもあります。
予防
腸閉塞を予防するためには、以下の点に注意しましょう:
1. 異物を遠ざける:犬や猫が誤飲しやすい小さな物を片付け、遊ぶときには目を離さないようにします。
2. 定期的な健康診断:定期的に動物病院で健康診断を受け、早期に異常を発見できるようにします。
3. 寄生虫予防:定期的な駆虫薬の投与を行い、腸内寄生虫を予防します。
まとめ
腸閉塞は犬や猫にとって非常に深刻な状態であり、早急な対応が求められます。症状が見られた場合は、すぐに動物病院に連れて行くことが重要です。また、日頃からの予防策を講じることで、腸閉塞のリスクを減らすことができます。
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