けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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〒158-0082 東京都世田谷区等々力1-34-18

けいこくの森動物病院

犬猫の潜在精巣(停留睾丸)について

こんにちは!

世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳

今回わんちゃん、ねこちゃんの潜在精巣(停留睾丸)についておご紹介いたします!

潜在精巣とは

潜在精巣(せんざいせいそう)は、一般的に見られる生殖器の異常です。通常、オスの動物は成長過程で精巣が腹腔内から陰嚢(いんのう)へと移動します。しかし、潜在精巣の個体では、この移動が正常に行われず、精巣が腹腔内や鼠径部(そけいぶ)に留まってしまうことがあります。この状態は片側性(片方の精巣が降りていない)または両側性(両方の精巣が降りていない)で発生する可能性があります。

潜在精巣の原因

潜在精巣の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因が大きく関与していると考えられています。特に純血種の犬や猫では、遺伝的にこの状態が発生しやすい傾向があります。また、ホルモンの異常や、胎児の発育過程での物理的な要因も影響を及ぼす可能性があります。

潜在精巣のリスク

潜伏精巣は動物にとっていくつかの健康リスクを伴います。まず、潜伏した精巣は正常な温度で機能できないため、精子を生産する能力が低下します。これにより、不妊の原因となることがあります。また、潜伏した精巣は腫瘍化しやすく、精巣腫瘍のリスクが高まります。特に高齢の動物では、このリスクがさらに増加します。その他、精巣の捻転や感染症のリスクも考えられます。

診断方法

潜在精巣の診断は、身体検査と画像診断によって行われます。身体検査では、陰嚢内に精巣が存在しないことを確認します。次に、超音波検査やCT検査などを用いて、腹腔内や鼠径部に残存している精巣の位置を特定します。

治療法

潜在精巣の治療は外科的摘出が一般的です。この手術は、動物の健康リスクを最小限に抑えるために推奨されます。摘出手術は通常、全身麻酔下で行われ、腹腔鏡を用いることもあります。

予防

潜在精巣のリスクを理解し、早期に対応することが愛犬や愛猫の健康維持に繋がります。飼い主としては、次のポイントを心がけましょう。

1. 定期検診の実施:生後若いころから獣医師による定期検診を受け、精巣の位置を確認しましょう。
2. 異常の早期発見:陰嚢に精巣が確認できない場合は、速やかに獣医師に相談しましょう。
4. 手術の検討:獣医師と相談し、適切な時期に外科的摘出手術を検討しましょう。手術によって長期的な健康リスクを軽減できます。

まとめ

潜在精巣は犬や猫において一般的な生殖器の異常であり、早期発見と適切な治療が重要です。飼い主としては、定期的な健康診断を受け、潜在精巣のリスクを理解し、必要な対応を行うことが求められます。当院でも、潜在精巣の診断と治療に関する相談を受け付けていますので、気になる点があれば遠慮なくご相談ください。

東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。


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