2024/05/08
こんにちは！
世田谷区等々力、けいこくの森動物病院です🌳
今回は3才の🐶ミニチュア・ダックスフンドちゃんの歯科処置についてご紹介いたします。
この子が来院されたきっかけは「奥歯が揺れている」という理由でした。
実際に診察を行うと、表面は歯磨きをすごく頑張っていらっしゃったのでほとんど歯石はない状態(画像①)ですが、来院された理由でもある1番奥の歯は今にも抜けそうなぐらい揺れていました💦
（画像①）
⇧麻酔をかけた後、歯科処置を始める際に元の状態の写真を撮ったものになります。
こちらをよーく見てみると歯の裏面に、表面とは違い歯の半分ほどの面積に歯石が付いているのが分かります。裏面は特に歯磨きもあてずらく、嫌がってしまう子が多いので表面がきれいでも裏面の隠れた歯石から歯周病が進行してしまう可能性は十分にあり得ます。
この子は歯周病が進行している部分で歯周ポケット(歯と歯肉の間にできる隙間)が8mmの場所(画像②)もありました。
（画像②）
最初の診察時には揺れている奥歯1本の抜歯予定だったのですが、歯科レントゲンを撮り診断させていただいた結果5本抜歯する形となりました。
このように表面上では見えないところで進行してしまうのが歯周病の恐ろしいところです。
【 歯科レントゲン 】
- 歯の根の状態や歯周組織の病変の評価
- 歯の折れや欠損、歯根の異常などの確認
- 歯周病の診断や進行度の評価
- 歯の抜歯や根管治療の計画やモニタリング
⇧歯科処置後の写真
歯の裏面の歯石もきれいに取れています✨
当院では、歯科レントゲンを用いて1本1本丁寧に状態を確認し、適切な治療をさせていただき歯科処置後は、3か月または6か月ごとに定期検診も行い歯の状態をチェックさせていただいております。
わんちゃんねこちゃんの歯が痛くなる前・歯周病になる前に、生涯で残せる歯が少しでも多くなるようにという思いで予防歯科の普及に力を入れています。口臭や歯の汚れ、歯が欠けている、歯磨きがうまくできないなどわんちゃんねこちゃんのお口に関する悩み事がございましたら是非一度診察にお越しいただきお気軽にご相談ください！！
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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷
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