2024/05/02
こんにちは!世田谷区等々力にありますけいこくの森動物病院です。
今回は腸炎についてお話しいたします。
1. 腸炎の原因
感染性腸炎
ウイルス:パラインフルエンザウイルス、コロナウイルスなどが原因となります。
バクテリア:サルモネラ、カンピロバクター、エシェリキア・コリなどが主な原因です。
寄生虫:ジアルジアやクリプトスポリジウムなどの寄生虫が腸炎を引き起こすことがあります。
非感染性腸炎
アレルギー:特定の食品や成分に対する過敏性反応が腸炎を引き起こすことがあります。
自己免疫反応:犬や猫の場合、炎症性腸疾患などの自己免疫性疾患が腸炎を引き起こすことがあります。
2. 腸炎の症状
下痢:
下痢は腸炎の最も一般的な症状であり、水っぽい、粘液質、血便などの異なる形態で現れることがあります。
嘔吐:
食欲不振や吐き気と共に嘔吐が見られることがあります。
腹痛:
腹部不快感や膨満感があることがあります。
発熱:
炎症や感染によって引き起こされることがあります。
3. 診断
問診、身体検査、そして必要に応じて血液検査、糞便検査、尿検査などの検査を行い、腸炎の診断を確定します。
4. 治療
感染性腸炎の治療
抗生物質:バクテリアや寄生虫による感染の場合、適切な抗生物質が処方されることがあります。
抗ウイルス薬:ウイルスによる感染の場合、抗ウイルス薬が使用されることがあります。
非感染性腸炎の治療
食事療法:特定の食品を除外したり、消化しやすい食事に切り替えたりすることがあります。
抗炎症薬:炎症性腸疾患などの場合、抗炎症薬が処方されることがあります。
5. 予防
感染性腸炎の予防
ワクチン接種:適切なワクチン接種によって感染を予防することが重要です。
衛生習慣の維持:清潔な環境を保つことが大切です。
非感染性腸炎の予防
適切な食事管理:食事内容を管理し、食品アレルギーや過敏性反応を予防します。
腸炎は治療が適切に行われれば通常経過は良好ですが、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、早期の診断と治療が重要になります。
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷
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