2024/05/01
こんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です!
皆さん、皮膚糸状菌症という皮膚の病気をご存知でしょうか?
皮膚糸状菌症は、一般的な犬猫の皮膚疾患の一つです。
今回は、皮膚糸状菌症について紹介します。
皮膚糸状菌症とは?
皮膚糸状菌症は皮膚や毛を侵す真菌感染症の一つであり、犬猫だけでなく人にも感染します。
この病気は、通常外部の環境から真菌(カビ)が感染することによって引き起こされます。
最も一般的な原因は、Microsporum canisやTrichophyton mentagrophytesなどの真菌です。
症状
皮膚糸状菌症の症状は、個体差や感染の程度によって異なりますが、以下のようなものがあります。
1. 脱毛症: 皮膚の特定の部分で脱毛が見られることがあります。毛が抜け落ち、赤みやかゆみを起こすことがあります。
2. 皮膚の赤みと炎症: 感染部位の周りに赤みや炎症が見られることがあります。かゆがって舐めたり噛んだりすることがあります。
3. 皮膚のかさぶたや湿疹: 皮膚の表面にかさぶたや湿疹が現れることがあります。これらは感染が進行すると悪化する可能性があります。
4. 爪の異常:爪の表面が変色し、割れたり厚くなったりすることがあります。
診断と治療
皮膚糸状菌症の診断は、毛検査や真菌培養、ウッド灯検査、PCR検査などの検査が含まれます。
診断が確定した場合、治療法は以下のようなものが考えられます。
1. 外用薬の処方:皮膚糸状菌症の軽度の場合は、外用薬の処方が行われることがあります。これには、テルビナフィンやケトコナゾールなどの抗真菌剤が含まれます。
2. 経口薬の処方: 重症の場合や広範囲に感染が広がっている場合は、経口薬の処方が必要となることがあります。これには、イトラコナゾールやケトコナゾールなどの抗真菌薬が含まれます。
3. 環境の改善: 生活環境や寝具なども真菌から清潔に保つことが重要です。真菌の再感染を防ぐために、生活環境の消毒が必要となることがあります。
予防
定期的な健康診断や衛生的な生活環境の維持が真菌感染を防ぐのに役立ちます。
まとめ
皮膚糸状菌症はよく見られる皮膚疾患の一つで、早期の診断と適切な治療が重要です。
犬と猫の健康状態を定期的にチェックし、異常が見られる場合はご相談ください。
動物から人にうつって痒みを起こすこともありますので、注意が必要です。
また、衛生的な生活環境の維持も真菌感染を予防するために重要です。
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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