犬猫のコクシジウム症について

こんにちは！

世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です！

皆さん、「コクシジウム」という寄生虫をご存知でしょうか？

今回は、犬や猫に見られる病気の一つであるコクシジウム症についてご紹介します。コクシジウムは、犬や猫の健康に影響を与える寄生虫の一つであり、早期発見と適切な治療が重要です。

この病気の原因は、コクシジウムという寄生虫による感染です。コクシジウムは原虫類であり、犬や猫の腸内に寄生します。感染源は、感染した動物の排泄物（主に糞便）です。汚染された環境や他の感染した糞便の経口摂取によって、犬猫での感染が広がります。

◉症状

この病気の症状は、犬と猫で若干異なることがありますが、一般的な症状は次の通りです。

1.下痢：軟便や水様便、血便や粘液便が見られることがあります。

2.嘔吐：食欲不振や嘔吐がみられる場合があります。

3.体重減少：急激な体重減少がみられることがあります。

4.脱水症状：水分が不足することで、脱水症状が現れることがあります。

これらの症状が見られた場合、犬猫の健康状態を確認するために動物病院を受診することが重要です。糞便検査や臨床症状から診断を行い、適切な治療法を提案します。

◉治療

コクシジウム症の治療法には、駆虫薬の投与が含まれます。これに加えて、犬や猫の環境を清潔に保つことが重要です。感染の広がりを防ぐために、排泄物の処理やケージや犬舎の熱湯消毒などの衛生管理が必要です。

最後に、コクシジウム症に関する注意点をいくつかご紹介します。

1. 子犬や子猫、特にストレスを受けやすい時期や環境での感染リスクが高まります。
2. 犬舎やケージなどの生活空間を定期的に清掃・消毒することで、感染リスクを低減できます。

犬や猫の健康を守るためには、定期的な健康管理と予防が重要になります。

何かご不明な点やご質問がございましたら、けいこくの森動物病院までご相談お待ちしております。