けいこくの森動物病院
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犬の皮膚組織球腫について

こんにちは!世田谷区等々力、けいこくの森動物病院です。

今回は、わんちゃんによく見られる皮膚組織球腫について紹介します。

 

皮膚組織球腫とは?

皮膚組織球腫は、犬の皮膚組織に発生する腫瘍の一種です。主に皮膚の表面にできるため、ご家族が比較的早い段階で気付くことが多いです。免疫に関連する組織球という細胞により形成されます。この腫瘍には他の腫瘍と異なる特徴があります。一般的に良性であり、他の悪性腫瘍とは異なり、周囲の組織や臓器に広がることは少ないです。

特徴

犬の皮膚組織球腫の典型的な特徴には、以下のようなものがあります。

  1. 腫瘤(しゅりゅう)の形成: 皮膚の表面にドーム形赤やピンク色のしこりができます。
  2. 若齢で発生:どの年齢でも発生し得る腫瘍ですが、3歳以下のような比較的若い年齢で発生することがよくあります。
  3. 好発部位:頭部、顔、足(特に先端)に発生することが多いです。

これらの特徴が見られた場合は、皮膚組織球腫である可能性が疑われます。

診断と治療

皮膚組織球腫の診断は、通常、獣医師が行います。診断には、皮膚から細胞を採取し、顕微鏡で検査する細胞診が一般的です。また、場合によっては組織の一部を切り取り、病理検査を行うこともあります。

治療法はいくつかありますが、一般的には以下のような方法が取られます。

  1. 無治療:他の腫瘍とは異なり、皮膚組織球腫は1~3ヶ月程度で自然に小さくなり、消えてしまうことの多い珍しい腫瘍です。自然に無くなることが多いため、特別な治療が行われることは通常ありません。
  2. 外科切除:皮膚組織球腫が大きくなる過程で腫瘍が潰れ、出血などを起こすことがあります。犬がその場所を気にして生活に支障が出るなどの場合は、外科手術が選択されることもあります。

予防

皮膚組織球腫の発生原因は詳細には解明されておらず、皮膚組織球腫の予防方法は特にありません。定期的な健康診断や皮膚のチェックは重要です。また、異常を見つけた場合は早めに動物病院に相談し、他の腫瘍との区別が必要です。

まとめ

犬の皮膚組織球腫は比較的良性の腫瘍であり、早期発見と適切な診断が重要です。症状が見られた場合は、すぐに動物病院での診察を受けることが大切です。定期的な健康診断や皮膚のチェックを怠らず、わんちゃんたちの健康管理に努めましょう。

 

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