2024/04/09
こんにちは!
世田谷区等々力、けいこくの森動物病院です。今回は、わんちゃんや猫ちゃんによく見られる眼のトラブルの一つ、眼瞼炎についての紹介です。眼瞼炎は、眼瞼(がんけん)と呼ばれるまぶたの炎症を指します。わんちゃん猫ちゃんがこの症状になると、しばしば痒みのような不快感や痛みを感じ、眼をこするなどの行動をとることがあります。
○眼瞼炎の原因
眼瞼炎の原因はさまざまですが、主なものとして以下のものがあります。
- アレルギー性:花粉やハウスダストなどのアレルゲンによって引き起こされることがあります。特に季節の変わり目や花粉の飛散期に注意が必要です。
- 細菌感染:細菌がまぶた周囲の皮膚に感染し、炎症を引き起こすことがあります。この場合、目のかゆみや赤みを伴うことが多いです。
- ウイルス感染:ウイルスによっても眼瞼炎が引き起こされることがあります。猫ちゃんの場合、ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどがよく知られます。
- 外傷:まぶた周辺に外傷がある場合、炎症を引き起こすことがあります。例えば、物にぶつかったり、ケンカによって傷ついたりすることが考えられます。
- 自己免疫疾患:免疫の異常によって、感染が起きていないにも関わらず炎症が起こることがあります。
これらの原因によって、犬や猫の眼瞼炎が発生する可能性があります。
○眼瞼炎の症状
眼瞼炎の症状には、次のようなものがあります。
- まぶたの赤み:まぶた周辺が赤く腫れます。
- 目やに:目の周りに黄色い液体がたまったり、目やにが多く出ることがあります。
- 目のかゆみ:犬や猫が目をこすったり、しきりに目をこすったりすることがあります。
- 羞明:光を眩しがるように眼を開けづらいような仕草をすることがあります。
- 流涙:目から異常に涙が出ることがあります。
これらの症状が見られた場合、眼瞼炎の可能性が考えられます。
○対処法と治療
眼瞼炎に対する治療には、以下のようなものがあります。
- 清潔な状態を保つ:まぶた周辺を清潔に保つことが重要です。目やにを優しく拭き取り、清潔な状態を保つようにしましょう。
- 抗生物質の使用:細菌感染が原因である場合、抗生物質の点眼薬などが処方されることがあります。
- 抗アレルギー薬・消炎剤:アレルギー性の場合、抗アレルギー薬や消炎剤が処方されることがあります。
- 免疫抑制剤:重度の自己免疫異常が疑われる場合、免疫を調整する薬が処方されることがあります。
眼瞼炎はわんちゃんや猫ちゃんにとって不快な症状を引き起こすことがありますが、早めの対処と適切な治療によって、多くの場合は改善します。日常的なケアと定期的な健康チェックを行い、わんちゃん猫ちゃんの健康を守りましょう。
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