2023/11/04
こんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院獣医師の中森です。
今回は、欠けてしまった歯を修復した症例をご紹介します。
症例は4歳避妊雌の柴犬さん。もともと耳の痒みで来院されたのですが、診察時に左右の上顎の大きな歯が欠けていることが分かりました(破折)。普段から固いものをかじることが好きだったそうですが、与えていた物の中に固すぎる物があったことが原因です。
↑右側の歯
小さい赤丸部分は歯の先端が欠けていました。
大きい赤丸部分は縦に亀裂が入り、欠けた部分が板のように残っていました。
↑左側の歯
先端が欠けていました。
このまま放置しておくと痛みを生じたり欠けたところから感染を起こす可能性があります。特に今回の右側の歯については歯肉の下の歯の根本に近いところまで欠けていたため、抜歯も考慮される状態でした。
飼い主様と相談したところ、まだ若い子であることや噛むことが好きな子であることを踏まえ、今後何回かの麻酔が必要になることを条件に、抜歯ではなく被せ物を使って欠けた部分を修復することにしました。
↑右側の歯の修復前後
↑左側の歯の修復前後
このように、抜歯することなくきれいな状態に修復することができました。
今後、感染が起きていないか定期的に状態を確認していきます。
犬や猫でも、欠けた歯に対する新しい治療が日々研究されています。
様々な条件はありますが、欠けてしまった歯に対して抜歯以外の選択をとれることもありますので、お困りの方はご相談をお待ちしております。
獣医師 中森
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷
〒158-0082
東京都世田谷区等々力1-34-18
シュロス等々力1F
TEL:03-3704-1014
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