2025/03/25
こんにちは!けいこくの森動物病院です。
今回は耳血腫についてお話します。
耳血腫は、耳の皮膚と軟骨の間に血液が溜まることで発生する病気です。見た目の腫れだけでなく、痛みを伴い、放置すると耳の変形や慢性的な炎症につながることもあります。
しかし、適切な治療を行えば予後は良好です。
本記事では、
✅ 耳血腫の原因と症状
✅ 治療法と再発予防策
✅ 日常でできる予防法
を解説します。
「早めの対処が愛犬・愛猫の耳を守る」 ぜひ最後までご覧ください!
耳血腫とは?
1-1. 耳血腫の定義
耳血腫とは、耳介(耳の外側部分)の血管が破れ、皮膚と軟骨の間に血液が溜まる病気です。
🩺 特徴的な症状
✅ 耳がぷっくり腫れ、ブヨブヨとした感触がある
✅ 触ると痛がる、または嫌がる
✅ 頻繁に頭を振る・耳を掻く
✅ 放置すると耳が変形(カリフラワーイヤー)する
この病気は犬・猫のどちらにも発生しますが、特に犬に多いとされています。
1-2. 耳血腫が発生しやすい犬種・猫種
特定の犬種や猫種は、耳血腫のリスクが高いとされています。
🐶 発生しやすい犬種
- 垂れ耳の犬種(ゴールデンレトリバー、コッカースパニエル など)
- アレルギー体質の犬種(フレンチブルドッグ、柴犬 など)
- 活発に動き、耳をよく振る犬種(ラブラドールレトリバー、ビーグル など)
🐱 発生しやすい猫種
- スコティッシュフォールド(耳の軟骨が弱く炎症を起こしやすい)
- 野外で生活する猫(ケンカや外傷が原因になることが多い)
耳血腫の原因
耳血腫の原因は耳の血管が破れることですが、なぜ血管が破れてしまうのかを詳しく解説します。
2-1. 耳を強く振る・掻く
✅ 外耳炎やアレルギー、耳ダニによるかゆみが原因で、耳を強く掻いたり振ったりすることで血管が破れる。
2-2. アレルギー(食物・環境アレルギー)
✅ アレルギー体質の犬や猫は、慢性的なかゆみがあり、耳を掻く頻度が増えるため、耳血腫になりやすい。
2-3. 外傷(ケンカ・事故)
✅ 他の動物とのケンカや、不慮の事故で耳を強く打つことで発生することがある。
2-4. 血液凝固異常(血液の病気)
✅ 血液が固まりにくい病気(血小板異常、血友病など)を持っている場合、出血しやすく耳血腫のリスクが高まる。
耳血腫の治療法
耳血腫の治療法は、症状の程度によって異なります。
3-1. 内科的治療(軽度・初期の場合)
✅ 穿刺(せんし)治療:注射器で血液を抜き、ステロイドを注入する。
✅ 抗炎症剤・ステロイド投与:内服薬や外用薬で炎症を抑える。
✅ 原因疾患の治療:外耳炎やアレルギーが原因の場合、併せて治療を行う。
⚠️ 穿刺治療は再発のリスクが高いため、根本的な原因を治療することが重要。
3-2. 外科的治療(再発・重度の場合)
✅ 皮膚切開術:耳の皮膚を切開し、血液を取り除いた後、内部を縫合して再発を防ぐ。
✅ ドレーン設置:耳の中に小さな管(ドレーン)を入れ、血液が再び溜まらないようにする。
✅ ボタン縫合:耳の内外を縫い合わせ、圧迫することで血液の溜まりを防ぐ。
⏳ 手術後は、エリザベスカラーを装着し、耳を掻かないようにすることが大切。
耳血腫の予防方法
耳血腫は、以下の方法で予防できます。
✅ 定期的な耳掃除(週1〜2回)
✅ 外耳炎や耳ダニを早期治療する
✅ アレルギー管理(食事・環境)を徹底する
✅ ケンカや事故を防ぐために室内飼育を推奨
まとめ
耳血腫は、早期発見・治療が重要な病気です。
「耳が腫れている?」「最近、耳をよく掻いている?」と感じたら、すぐに動物病院を受診しましょう!
当院では、耳血腫の診断・治療を行っています。
愛犬・愛猫の健康を守るために、お気軽にご相談ください!
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。
けいこくの森動物病院 世田谷犬猫歯科
〒158-0082
東京都世田谷区等々力1-34-18
シュロス等々力1F
TEL:03-3704-1014
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。