2024/09/26
みなさんこんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です。
今回ご紹介する膀胱炎はわんちゃんやねこちゃんにとって比較的一般的な疾患であり、 年齢や性別に関係なく発生することがあります。
寒くなってきて飲水量が減ると起こりやすくなる病気の1つなので、症状や原因、治療法、 予防法について理解しておきましょう!
症状
膀胱炎の症状には個人差がありますが、 一般的な症状には以下のものがあります。
①頻尿と排尿の困難: わんちゃん、ねこちゃんがしきりに排尿しようとして、1度に 少量しか排尿できないことがあります。また、 排尿時に苦痛を伴うこともあります。
② 血尿: 尿に血液が混じることがあります。 これは膀胱の炎症によって粘膜が傷ついたためです。
③舐め回す行動: 下腹部を舐めたり、尻尾の根元をなめたりすることがあります。 これは排尿時の不快感を和らげようとする行動です。
④ 変わった排尿姿勢: わんちゃん、ねこちゃんが普段と異なる排尿の姿勢を見せることがあります。 たとえば、尿を出すのに時間がかかる、 姿勢が変わっているなどです。
⑤不機嫌な態度: 膀胱炎による痛みや不快感によって、不機嫌になることがあります。
原因
①細菌感染: 大腸菌やストレプトコッカスなどの細菌が膀胱に侵入し、 炎症を引き起こすことがあります。特に女の子の場合、 尿道が短く細いため、細菌が侵入しやすくなっています。
② 結石: 尿路中に結石が形成されると、 膀胱の粘膜を刺激して炎症を引き起こすことがあります。 結石は尿路の流れを阻害し、 細菌の繁殖を促進する可能性もあります。
③ストレス: 環境の変化やストレスが膀胱炎の発症を促す場合があります。 特にねこちゃんはストレスによって膀胱炎を発症することがよくあります。
診断
膀胱炎の診断には、症状の観察と尿検査が重要です。
尿検査は尿中の細菌や炎症反応を確認し、 病因を特定するのに役立ちます。また、 超音波検査やレントゲン検査などの画像診断も行われることがあり ます。これらの検査を通じて、 獣医師は膀胱炎の原因や病態を把握し、 適切な治療法を選択します。
治療
①抗生物質の投与: 細菌感染が原因である場合、適切な抗生物質が処方されます。 処方された通りに投与し、全ての薬を飲み切ることが重要です。
②痛みや炎症の軽減: 痛みや炎症を和らげるために、 獣医師が適切な痛み止めや抗炎症薬を処方することがあります。
③食事療法: 結石が原因である場合、 特定の食事療法が必要となることがあります。結石の形成を防ぐために特定の栄養素のバランスを調整する必要があります。
④結石の除去: 大きな結石が膀胱を塞ぐ場合、 手術によって結石を除去する必要があります。 治療の進行やペットの状態によっては、 定期的なフォローアップや追加の検査が必要となる場合があります 。
予防
①トイレトレーニング: ペットに適切なトイレトレーニングを行い、排尿を促します。 特にのねこちゃんの場合は清潔な環境が重要です。
②水分摂取: わんちゃん、ねこちゃんに常に清潔な水を提供し、水分摂取を促します。 水分を多く摂取することで尿路の健康を維持し、 細菌の増殖を防ぎます。
③ バランスの取れた食事: 健康的な食事を与え、適切な栄養バランスを維持します。 特に結石が原因である場合は、 専用の食事療法を検討することが重要です。
④定期的な健康診断: 定期的に動物病院での健康診断を受け、 早期に病気を発見しましょう。
最後に、 膀胱炎はペットにとって非常に不快な症状を引き起こす可能性があ ります。そのため、 飼い主としてはわんちゃん、ねこちゃんの健康管理に十分な配慮をし、 早期の発見と治療に努めることが大事です。
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