2024/09/12
こんにちは!
世田谷区等々力、けいこくの森動物病院です。
今回は、犬と猫の尿道閉塞についてご紹介いたします。
尿道閉塞とは・・・!?
尿が排泄される経路が、完全または部分的に閉塞されることをいいます。
これにより、尿を排泄できなくなり、体内で毒素が蓄積されるため、致命的な状態になることがあります。
尿道閉塞の主な原因は、尿結石や尿道粘膜の炎症、尿路感染症、尿漏れ、血尿などです。
緊急性が高いため、動物病院へ連絡し、速やかに受診してください。
症状
・何度もトイレに行く
・尿が少量しか出ない
または排尿姿勢をとっても尿が全く出ない
・トイレの後、お尻を舐めている
・いつもと違う声を出す
・嘔吐
症状が進行すると、苦しんだり不安定になったりすることがあります。
尿が排泄されないままでいると、尿毒症の症状が現れる場合があります。
診断
1.症状の確認
問診を行い、トイレに行く回数・尿量等を確認します。
2. 身体検査
獣医師が触診し、膀胱に尿が溜まっているか確認します。
3. 画像診断
レントゲンやエコー検査で、膀胱や尿道に結石や腫瘍がないかを確認します。
4. 尿検査
尿に結石や結晶、細菌が存在しているか確認します。
尿道閉塞の原因となる尿石症や感染症を特定するために重要な検査です。
5. 血液検査
腎臓の機能や電解質のバランスを確認します。
尿道閉塞によって、身体にどのような影響が出ているか確認します。
治療
尿道閉塞の治療は、緊急処置が必要です。
獣医師は、カテーテルを挿入して尿の流れを確保し、尿結石の除去や尿道の洗浄を行います。
また、抗炎症薬や鎮痛剤などの薬物療法や食事療法等を行います。
予防対策
1. 水分摂取の促進
常に清潔で新鮮な水を提供し、水飲み器の配置場所や種類を工夫して水を飲みやすくすることが重要です。
2. 適切な食事
尿路の健康をサポートするために、獣医師が推奨する特定の食事や栄養補助食品を与えます。
3. ストレス管理
ストレスや不安を感じると尿道閉塞のリスクが高まることがあります。
適切な環境や運動、リラックスできる場所を提供してストレスを軽減しましょう。
4. 体重管理
過体重や肥満は尿路の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
適切な体重管理を行い、適度な運動を促すことが大切です。
5. 環境の改善
生活環境を清潔に保ち、尿路感染症のリスクを最小限に抑えることが重要となります。
まとめ
尿道閉塞は命に関わる病気です。
「もう少し様子をみよう」ではなく、早急に動物病院または夜間救急病院へ連絡し、受診してください。
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷
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