2025/03/29
こんにちは！
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳
今回はわんちゃんとねこちゃんの【 胆石症 】についてご紹介いたします。
胆石症はわんちゃんやねこちゃんでは比較的まれな病気ですが、放置すると深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
1. 胆石症とは？
🔹 胆石症：胆嚢（たんのう）や胆管に「胆石」と呼ばれる固形物ができる病気です。
✅ 胆石の主な成分
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コレステロール
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カルシウム
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ビリルビン
🔹 胆嚢の役割：肝臓で作られた胆汁を一時的に貯蔵し、脂肪の消化を助けます。
2. 胆石症の原因
📌 わんちゃんの場合の主な原因
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🥩 高脂肪食や肥満
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🧪 胆汁の成分バランスの乱れ
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💤 胆汁の流れの停滞（運動不足、内臓機能の低下）
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🩺 肝疾患や内分泌疾患（クッシング症候群、糖尿病）
📌 ねこちゃんの場合の主な原因
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🐾 高齢
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🔥 慢性膵炎や肝リピドーシス
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🦠 感染症や腫瘍による胆管の閉塞
3. 主な症状
🚨 以下の症状が見られたら注意が必要です
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🍽️ 食欲不振
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🤢 嘔吐や下痢
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🟡 黄疸（皮膚や白目が黄色くなる）
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😣 お腹の痛み（触ると嫌がる）
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🌡️ 発熱
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💤 元気がない、ぐったりしている
❗ 症状が悪化すると、胆嚢破裂や腹膜炎といった重篤な状態になることがあります。
4. 診断方法
🔍 胆石症の診断には以下の方法が用いられます
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🩺 身体検査：痛みや黄疸の有無を確認
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🧪 血液検査：肝酵素の上昇や炎症の有無を調査
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🖥️ 超音波検査（エコー）：胆石の有無や胆嚢の状態を確認
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📸 X線検査：カルシウム成分を多く含む胆石の確認
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🧲 CT検査やMRI検査：総胆管開口部付近に閉塞した胆石を確実に検出する場合
5. 治療方法
💊 治療方法は症状の有無で異なります
🔹 無症状の場合
✔️ 定期的な経過観察
✔️ 食事療法や内科的治療（胆汁の流れを促進する薬の投与など）
🔹 症状がある場合
✅ 内科的治療（薬物療法）
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💊 ウルソデオキシコール酸（胆汁の流れを改善）
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💉 抗生物質や消炎剤の投与
✅ 外科的治療（胆嚢摘出手術）
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胆嚢破裂や胆嚢炎が併発している場合に必要
✅ 食事療法
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🍚 低脂肪で消化に良い食事が推奨
6. 予防方法
🛡️ 胆石症を予防するためのポイント
✅ 適切な食事管理
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❌ 高脂肪食の回避
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🥗 消化に良い高タンパク食を心がける
✅ 適度な運動
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🚶♂️ 定期的な散歩や遊びで肥満を防ぐ
✅ 定期的な健康診断
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🩺 年に1〜2回の健康診断で早期発見が可能
7. まとめ
わんちゃんやねこちゃんの胆石症は無症状のことが多いものの、放置すると危険な合併症につながることがあります。
予後は病態によりさまざまですが、外科的介入が必要になった場合にはとくに注意が必要です。
食欲不振や黄疸などの症状が見られた場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
🐾 健康を守るために、適切な食事管理や定期的な健康診断が大切です。
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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