2024/09/03
こんにちは!
世田谷区等々力、けいこくの森動物病院です🌳
今回は11才の🐶ミニチュアダックスフンドちゃんの歯科処置についてご紹介いたします。
歯石除去は1年ぶり
『1年たったらもう歯科処置をしたほうがいいの?』と思われる方もいらっしゃると思います。
病院でもこの質問はよく聞かれます👂
わんちゃんとねこちゃんは自分で歯を磨けるわけではないので、気づいたころには歯磨きでは落とせない硬い歯石に変わってしまっていることが多いです。
歯垢(プラーク):歯面に付着した歯垢は、犬は3~5日、猫は7日で、硬い歯石になります。
今回のダックスちゃんは歯周病の進行も早い犬種にくわえ高齢なこともあり歯を支える骨がかなり溶けてしまっていて、1回目の歯科処置では歯周病がかなり進行してしまっていたこともあり奥歯のほとんどを抜くような形になりました。
それから1年に1回スケーリングをしていただいていて、前回の歯科処置からそろそろ1年が経つので歯科検診を受けに来てくれました。デンタルケアをおうちで頑張ってくれていたので歯石は少し付着している程度でしたが歯周病の予防もかねて今回歯科処置をする流れとなりました!
少しの汚れでも時間がたつと歯周病が進行し、歯を残せる可能性も低くなっていきます。おうちのわんちゃんねこちゃんのお口の現状を知る為にも定期的な歯科検診の受診をおすすめいたします。
☆ 欧米では健康なわんちゃんやねこちゃんでも1年に1回麻酔をかけて、歯科処置を受けることが推奨されています。(アメリカ獣医師科AHAAのガイドラインより)
歯科処置
歯科処置を行う前には全身麻酔をかけるので手術前検査も実施しております。(歯科処置の費用とは別になります)
⇧麻酔をかけた後、歯科処置を始める際に元の状態の写真を撮ったものになります。
1年に1回の歯石除去とおうちでのデンタルケアの頑張りで軽度の歯石程度に抑えることができています♪
歯石除去をするにあたって歯科レントゲンを用いて1本1本丁寧に状態を確認し、適切な治療をさせていただき歯科処置後は、1週間後にお口のチェックそして3か月または6か月ごとに定期検診も行い歯の状態を診させていただいております。
1週間後の状態はとてもよく、ご飯もたくさん食べているとのことでした♪
当院では、わんちゃんねこちゃんの歯が痛くなる前に、歯周病になる前に、生涯で残せる歯が少しでも多くなるようにという思いで予防歯科の普及に力を入れています。口臭や歯の汚れ、歯が欠けている、歯磨きがうまくできないなどわんちゃんねこちゃんのお口に関する悩み事がございましたら是非一度診察にお越しいただきお気軽にご相談ください。
※歯の診察をご希望の方は事前にお電話にてご予約ください※
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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷
〒158-0082
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シュロス等々力1F
TEL:03-3704-1014
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