2024/06/05
こんにちは!
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です🌳
今回は、わんちゃんねこちゃんの口腔内疾患の一つの口内炎について治療や予防などご紹介しようと思います!!
口内炎とは?
口内炎とは、口の中の粘膜に炎症が起こる病気です。口内のどの部分にも発生する可能性があり、痛みや不快感を引き起こします。ワンちゃん、ネコちゃんの場合、口内炎はさまざまな原因で発生し、放置すると食欲不振や体重減少、さらには重篤な全身疾患に繋がることがあります。
主な原因
口内炎の原因は多岐にわたりますが、以下のものが主です。
1. 口腔内の感染:細菌、ウイルス、真菌などの感染が原因で発生します。特に猫の場合、カリシウイルスやヘルペスウイルスによる感染が多いです。
2. 歯周病:歯垢や歯石がたまり、歯周病を引き起こすことで口内炎が発生します。犬猫ともに、歯周病は口内炎の主要な原因です。
3. 免疫系の異常:猫の慢性口内炎(FCGS)は、免疫系の異常反応が関与していると考えられています。これは、歯周病や感染症と関連していることが多いです。
4. 外傷:硬いものを噛んだり、口の中に異物が刺さったりすると、口内炎が発生することがあります。
5. 栄養不足:特定のビタミンやミネラルの不足が、口内炎の原因になることがあります。
症状
口内炎の症状は、初期段階では見過ごされがちですが、次第に明確になります。主な症状は以下の通りです。
・口の中の赤みや腫れ
・よだれが増える
・口臭がひどくなる
・食事や水を飲むのを嫌がる
・前足で口元を頻繁に触る
・体重減少
これらの症状を見かけた場合は、早めに動物病院に相談することが重要です。
診断と治療
動物病院では、口内炎の診断を行うために視診や触診を行います。必要に応じて、X線検査や血液検査、細菌培養検査などを行うこともあります。
治療方法
1.抗生物質の投与:細菌感染が疑われる場合、抗生物質を使用します。
2. 抗ウイルス薬:ウイルス感染が原因の場合、特に猫には抗ウイルス薬が使用されることがあります。
3. 抗炎症薬や痛み止め:炎症や痛みを緩和するために、抗炎症薬や痛み止めが処方されます。
4. 歯石除去や歯周病の治療:歯周病が原因の場合、歯石除去や歯周病の治療が必要です。
5. 免疫調節薬:特に猫の慢性口内炎に対しては、免疫系を調整する薬が使用されることがあります。
6. 栄養管理:栄養不足が疑われる場合、ビタミンサプリメントや特別な食事が推奨されることがあります。
予防策
口内炎の予防には、日常的な口腔ケアが非常に重要です。以下の方法を取り入れることで、わんちゃんねこちゃんの口内炎を予防しましょう。
1. 定期的な歯磨き:歯磨きを習慣にすることが、口内炎の予防に非常に効果的です。専用の歯ブラシと歯磨きペーストを使用しましょう。
2.定期的な獣医チェック:少なくとも年に一度は動物病院で健康チェックを受け、口腔内の状態を確認してもらいましょう。
3.適切な歯石管理:定期的に歯石除去を行い、歯周病の進行を防ぎます。
まとめ
口内炎は、放置すると深刻な健康問題に発展する可能性があります。しかし、早期発見と適切な治療により、多くの場合は改善が見込めます。日常的な口腔ケアと定期的な獣医チェックを通じて、愛犬や愛猫の口内炎を予防し、健康で幸せな生活を送らせてあげましょう。
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