2024/05/29
こんにちは😊
世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です。
今回はわんちゃんねこちゃんの食物アレルギーについてです。
飼い主の皆さん、わんちゃんねこちゃんにもアレルギーがあることはご存知でしょうか?
食物アレルギーは、近年増加傾向にあります。今回は原因や対策についてご説明します!
1.食物アレルギーの原因
アレルゲン
食物アレルギーは、特定の食物に含まれる成分(アレルゲン)に対する過剰な免疫反応によって引き起こされます。例を挙げると…
①タンパク質
牛肉・鶏肉・卵・魚・大豆
②穀物
小麦・トウモロコシ
③その他
乳製品・添加物など…
2.アレルギーの発症メカニズム
食物アレルギーの発症は、免疫システムが特定の食物成分を誤って有害と認識し、炎症物質が放出されます。これによって皮膚などに症状が出てきます。
3.食物アレルギーの症状
皮膚症状
①かゆみ:特に耳、顔、足、お腹などの部位に強いかゆみが出てきます。
②発疹:皮膚に赤みやぶつぶつが出てくることがあります。
③脱毛:かゆみによる掻きむしりで脱毛することがあります。
消化器症状
①下痢:頻繁な軟便や水様便が見られます。
②嘔吐:食後に嘔吐することがあります。
③食欲不振:食べ物に対する興味を失うことがあります。
その他の症状
①耳の感染症:繰り返し起こる耳の炎症や感染。
②行動の変化:不快感や痛みからくる異常行動やイライラ。
4.診断方法
①血液検査
特定の食物に対する抗体やリンパ球反応を測定し、アレルギーの原因となるものを特定します。
②除去食試験
除去食試験は、特定のアレルゲンを含まない新しい食事(除去食)を一定期間与えることで、症状の改善を確認する方法です。
通常、8〜12週間の試験期間が設けられます。改善が見られた場合、元の食事に戻し、再度症状が出るか確認することもあります。
③皮膚テスト
アレルゲンを少量注入し皮膚が腫れ、発赤の反応を観察します。
5.対策と治療
①除去食
アレルゲンを含まない除去食は、食物アレルギーの治療において最も重要です。
獣医師が推奨する療養食などがあります。
②お薬
かゆみや炎症を軽減するために、抗ヒスタミン薬やステロイド薬や分子標的薬が使用されることがあります。
しかし、長期使用は副作用のリスクがあるため、獣医師の指示に従うことが必要です。
わんちゃんねこちゃんの食物アレルギーは、正しい知識と適切な管理が大切です。常に様子を見て、異変を感じた場合には早めに病院に相談しましょう!
東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布にお住まいのわんちゃんねこちゃんの歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。
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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷
東京都世田谷区等々力1-34-18
シュロス等々力1F
TEL:03-3704-1014
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