けいこくの森動物病院
TEL 03-3704-1014

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〒158-0082 東京都世田谷区等々力1-34-18

けいこくの森動物病院

猫の甲状腺機能亢進症について

こんにちは!世田谷区等々力にあります、けいこくの森動物病院です。
春を通り越して、暑い日が続いていますね。もう半袖でも大丈夫な日も多くなってきました。
ワンちゃん、猫ちゃん同様、飼主様も体調管理には十分にお気を付けください。

今回は高齢の猫ちゃんに多い甲状腺機能亢進症という病気を取り上げ、説明していきます。

~甲状腺機能亢進症とは~
甲状腺という頸部にある組織から、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患で、高齢の猫ちゃんによく見られます。この状態は通常、甲状腺腺腫と呼ばれる良性の腫瘍が原因で起こります。甲状腺ホルモンは体内の代謝を調節する作用があり、それが過剰に分泌されると代謝が加速し、様々な症状が現れます。


~典型的な症状~
体重減少、食欲亢進、飲水量の増加、興奮や不安、多飲多尿、嘔吐、下痢、毛並みの乱れ、排尿困難などがあります。また、甲状腺腫が圧迫することで、首の腫れや咳、嘔吐、食道の圧迫などの症状も現れることがあります。


~診断~
症状の観察に加えて、血液検査や甲状腺ホルモンの数値を測定することで行います。また、超音波検査や甲状腺シンチグラフィーなどの画像検査を行うこともあります。

~治療~
手術による甲状腺の部分切除や放射線治療、お薬による内科療法があります。手術後の経過は良好なことが多いですが、高齢の猫や合併症のある猫ちゃんには適していない場合もあります。放射線治療は、甲状腺を破壊するため、副作用や合併症のリスクがありますが、一般的には効果的な治療法です。お薬による治療については、甲状腺ホルモンの合成を抑制するためのお薬を投与することで、症状を軽減することができます。また、少ないですが食事で管理できる場合もあります。


治療開始後は定期的な検査で状態を見ていくことが大切です。猫ちゃんの甲状腺機能亢進症は進行性の疾患であり、早期発見と適切な治療が重要です。
ごはんよく食べているけど痩せてきた、毛がごわごわする、よく吐くなど見られるようでしたが、一度検査をおすすめいたします。


東京都世田谷区、等々力、玉川、上野毛、尾山台、自由が丘、田園調布で、歯でお困りの方は、いつでもお気軽にご相談ください。


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けいこくの森動物病院 Animal Dental Office 世田谷

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