2024/04/06
こんにちは!世田谷区等々力のけいこくの森動物病院です。
今回は、犬と猫のアジソン病について紹介します。この病気は、副腎皮質機能低下症とも呼ばれ、副腎が十分なホルモンを生産できないことで発生します。ここでは、アジソン病について、症状、診断、治療について詳しく説明します。
○アジソン病とは?
アジソン病は、副腎が十分な量のホルモンを生産することができない状態です。通常、副腎はストレスへの対応や体の代謝を調整するために必要なホルモンを生成します。しかし、アジソン病の場合、副腎がこれらのホルモンをうまく生成できません。
○犬と猫のアジソン病の症状
犬や猫のアジソン病の症状はさまざまですが、一般的には以下のものが含まれます:
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食欲不振と体重減少: ペットが食欲を失い、徐々に体重が減少することがあります。
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嘔吐と下痢: アジソン病の動物では、頻繁な嘔吐や下痢の症状がみられることがあります。
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体力低下と活動量の減少: 元気を失い、一般的な活動量が低下することがあります。
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徐々に進行する症状: アジソン病の症状は徐々に進行することが一般的で、初期段階では気付きにくい場合があります。
○アジソン病の診断
アジソン病の診断は、症状や臨床所見に基づいて行われますが、以下の検査が一般的に行われます:
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血液検査: 血液中の電解質や副腎皮質ホルモンを調べることで、アジソン病の可能性を確認することができます。
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尿検査: 尿中のホルモンの量や副腎の機能を評価するために行われることがあります。
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副腎刺激試験: 副腎機能を評価するために行われる検査で、副腎にストレスをかけてホルモンの反応を測定します。
○アジソン病の治療
アジソン病は、適切な治療によって管理できる疾患です。治療には以下のような方法があります:
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補充治療: 副腎ホルモンの不足を補うために、定期的なホルモン補充療法が行われます。
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食事管理: 特定の食事や栄養補助食品を使用して、動物の体重管理や消化器系の健康をサポートします。
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定期的な検診: アジソン病の治療を受けている動物は、定期的に病院での診察を受けることが重要です。
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ストレス管理: ストレスはアジソン病の症状を悪化させる可能性があるため、動物のストレスを最小限に抑えることが重要です。
○まとめ
アジソン病は、犬や猫の健康に重大な影響を与える疾患ですが、適切な治療と管理によってコントロールできます。症状に気づいたら、早めに動物病院に相談し、適切な治療プランを立てることが重要です。家族とともに動物の健康を守るために、気になることがございましたらご相談お待ちしております。
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